2月は味噌を仕込むのに一番いい時期です。圧力鍋を使うと、大豆をゆでる時間が大幅に短縮できますよ。秋にはおいしい手前みそが召し上がれます。
大豆(乾燥):330g
こうじ:350g
天塩:115g
焼酎:消毒用なので適量
■道具
仕込み容器(寸胴のもの)
ステンボール
すりこぎ棒
木べら
ざる
厚手の透明ビニール袋
和紙
塗りハケ
重石(おもし)2kg
適当な包装紙
ひも
1.
大豆は水洗いして大豆の3倍の水に15~16時間浸して、充分に水を含ませる。
2.
上記道具を熱湯消毒して乾かしておく。
1.
水を含んだ大豆をザルに上げ、かけ水をする。
2.
圧力鍋に大豆をいれ、大豆が浸る程度の水を入れる。(絶対に豆るい線をこす量にならないように)
3.
ふたをし、強火にかけ沸騰したら弱火で普通圧10分 又は 高圧3分 火にかける。
4.
時間がたったら火を消し、圧力が抜けるまで自然放置する。
5.
圧力が抜けたらふたを開け、大豆と煮汁に分ける。煮汁は使うので捨てない事。
6.
大豆を熱いうちにビニール袋に入れ、すりこぎ棒を使ってビニールの上から手早く大豆を押しつぶす。2-3割程度粒を残し、ボールにあけます。
7.
こうじを細かくし、100gの塩と混ぜ合わせる。
8.
つぶした大豆が温かいうちに、5で取り分けた煮汁200mlを入れ静かにかき回しながら冷まし、人肌程度になったら6を入れ、丁寧にむらなく混ぜ合わせる。大豆とこうじが均一に混ざったら仕込み味噌の出来上がり。
9.
仕込み容器の底に塩5gを振り入れる。
10.
仕込み味噌を両手で握れるサイズの量を取り、みそ玉を作り、仕込み容器の中に叩きつけるように入れてきっちりと詰め込む。(叩き込んで空気を抜く)
11.
表面を平らにして残りの塩を振る。
12.
和紙に塗りはけで焼酎を塗り、乾かす。(消毒)
13.
すきまが無いように、みその上を和紙で覆い、おもしを置く。
14.
仕込み容器の上に包装紙をかぶせ、ひもできっちり縛り、冷暗所に置く。(直射日光には絶対あてないこと)
15.
カビに注意し、時々和紙を張り替える。梅雨明けに一度みそを混ぜ、上下が替わるようにする。
- 毎年長年続ける事で、「自分の味」が出来てきます。また、同じように作ったみそでも、寝かす期間によって味は変わってきます。仕込から半年で食べられますが、11月ごろのほうが深い味になります。
使用鍋:ワンダーシェフ 4.5L 普通圧